長谷正人・奥村隆編『コミュニケーションの社会学』(有斐閣)

今度から、いただいた本をブログで紹介することにしようかと思います。


「デフォルトのコピペ」みたいな返信ばかり差し上げるのも
送ってくださった方に失礼かなとか思い始めまして・・・。




ちなみに、この場合の「業界内でのよくある定番」としては、


「ぜひ授業で使ってみたくなりました」
「学生にも購読を勧めたいと思います」
「卒論指導に使えそうだなと思いました」


あたりがだいたいのベスト3ですね。



↑こんなことを書くと、自分でその「デフォルト」を使えなくなって
自分で自分の首を絞めるようなものですがw。
(また、献本が殺到する鉄人級の大家ともなると、
こうした「デフォルト」が文字通り印刷された葉書を
用意していたりもするようですが・・・)




「ぐうたら」なので、どこまで続けられるかはわかりませんが、
出来る限り、御礼の気持ちもこめて続けようと思います。






コミュニケーションの社会学 (有斐閣アルマ)

コミュニケーションの社会学 (有斐閣アルマ)







でもって、今回、頂戴したのがこちら↑





先日の日本社会学会シンポジウムで、
ご一緒させていただいた長谷正人先生と、
奥村先生が編者をつとめられた


『コミュニケーションの社会学


である。





昨今の、
読み手に媚びた感じの
ありがちなテキストと違って
(やたら、具体的な対象が多いとか、
やたら、ネタが若者っぽいとか・・・
書いていて耳がイタイことばかりだがw)
しっかりと、一本の筋が通っていて、
平易な文体でありながら、
実に読み応えがある一冊。




個人的には、
はじめのほうの章で、
ルーマンやハバーマスといった著名な社会学者たちが
まるで、物語の登場人物のようにでてくるあたりのところが
かなりのお気に入り。

こういう臨場感あふれる設定って、
本当にその人の主張に精通していないと
なかなか出せないですよね。
さすがだなあと思わされました。



自分のような不勉強な研究者が
社会学を学び返すときにも
実に役立ちそうです。

どうもありがとうございました。